【睡眠障害】十数年ぶりに精神科を受診。【2024振り返り①】

↓の記事で2024年の振り返りを行うことにした。2025年以降の行動指針を立てるために。
2024年の振り返り。
まずは、年始早々、「睡眠障害」に陥り、精神科に行った話だ。
●年始から「睡眠障害」に陥る。
元旦から僕は、とある事情で「オナ禁」を始めた。
就寝前の日課であったオ●ニーを禁止されたことで、フラストレーションを発散できず、「寝つき」が悪くなった。
同時期(年末から年始にかけて)、職場の人間関係がババクソ悪化した(詳細はいつか別記事にて)。
寝つきが悪くなったことで、職場での「イヤな記憶」を布団の中で何度も反芻してしまう。イライラのせいで軽い興奮状態に陥るのか、まったく眠れない。
眠れないと明日の仕事に支障が出るのでは、と不安になって、さらに眠れない。
そして、眠れない根本原因が職場のクソどもにあると考えると、さらに、さらに眠れない。
22:00頃に床に就き、24:00頃まで悶々とする。
やっと眠れたと思ったら、02:00~03:00頃に目が覚めてしまう。
「中途覚醒」というやつだ。
最初は尿意を伴うものであったから、就寝前に水分を摂取することを控えたりもした。
無駄だった。尿意が中途覚醒を促すというより、中途覚醒した理由をなんとか捻りだそうと便所に立つ感じだった。
再び、布団の中で悶々とする。
なんとか二度寝できるときもあったが、ほとんどは起床(しなければならない)時間の06:00まで悶々とし続ける。
もっとも睡眠障害がひどかった、この時期の平均睡眠時間は誇張なく「3~4時間」だ。
オ●ニーを再開し、職場の人間関係も(最悪状態で)安定を迎えた2月頃からは、「寝つき」に関しては若干の改善が見られたが、01:00~03:00頃に「中途覚醒」してしまうのはなかなか治らなかった。
それが完全に常態となっていた。
04:00に目が覚めたら、「ラッキー。いつもよりかなり長く眠れたぞ」と感じるほどだった。
日中はだるい。
とにかく、だるい。
地球の重力が増していた。外見はまったく太っていないのに、むしろ痩せてきていたのに、身体が重い。
重い手足を動かしたくないから、活動量は減る。
そして、眠い。
夜には眠れないのに、いや、眠れていないからか、昼間は強烈な睡魔に襲われる。
仕事中に意識が遠のくのを感じる。視界がぼやけていく。
休日の昼間はなぜか目がさえている。
布団の中に潜り込んでも、目を血走らせてスマホの画面を見ている。くだらない動画を見たり、1月中旬からはオ●ニーも解禁していたので何度も自家発電に耽る。
生産的な・ポジティブなことは一切しない。
眠ったほうがよっぽどいいのに、平日に受けたストレスを帳消しにするような快楽を得ようと、絶対に眠らない。
とは言え、身体はだるいから外出はしない。布団から出ようとすらしない。
夜になるまで布団の中でひたすら快楽を求め続ける。
そうして夜を迎えても、安眠は絶対に訪れない。
●十数年ぶりの「精神科」受診を決意。
個人ではいかんともしがたい状況であることは明白だった。
「精神科」を受診せざるを得ないと思った。十数年ぶりに。
精神科には嫌な思い出がある。
新卒で入った会社を休職する際、周囲(会社や親)を納得させるため、免罪符としての「診断書」が必要だった。
それさえあれば、とりあえず僕は会社を休むことができた。
診断書を手に入れるためだけに精神科に通っていた。
実際、退職を強行してしまえば、もはや診断書は必要なく、すぐさま通院をやめた。
当時は自分が「精神病(うつ病)」に罹患したという事実を受け入れらず、処方された薬を飲むことに抵抗があった。飲まずにいて、診療の際には飲んだと嘘をついていた。
あるとき、症状に改善が見られないことから、担当医に確認を受けた。「薬はちゃんと飲んでいますか」。もう面倒だったので、「実は飲んでないんスよね~」、と答えた。
担当医は明らかに気分を害した様子だった。そこから徐々に高圧的な態度を僕に見せるようになった。彼の指示に従わなかった僕を責めているのが、言動の端々に窺えるようになった。
医者の態度のせいでうつが悪化しかねないほどだったが、休職を続けるためには受診の継続が必要だったのでやむなく通っていた。薬は飲んだり飲まなかったりだった。飲まずとも体調にさほどの変化がないというのが実感だった。
退職し、精神科に通院する必要がなくなった。
すべての呪縛から解放され、鬱どころか、軽い躁状態だった。
通院をやめたので薬もまったく飲まなくなっていたが、気分は実に爽快だった。うつなど吹き飛んでいた。
会社にも精神科にも行かなくていいという事実が、結局のところ最良の薬だった。
当時とは、精神科を受診する理由が決定的に違う。
今の僕には、診断書など必要ではなかった。僕は別に会社を休みたくはない。休んだら会社のクソどもに負けたようで悔しいからだ。
反対に、喉から手が出るほど欲していたのは、薬だ。睡眠薬だ。安らかな眠りだ。
安眠を手に入れるためならば、医者の靴の底でも舐めてやる。
●予約が取れない! 精神科大繁盛の現代社会。
受診を決めた以上、行動は早いほうがいいと考えた。
2月初旬だったと思うが、とある精神科に電話を架けた。
電話に出た女、曰く、「初診の際は必ず予約が必要で、予約なく来院されても診療は受け付けない」とのことだった。
はぁそうですかと、予約の空き状況を訪ねると、驚きの回答があった。
4月中旬ごろまで予約が埋まっている、という。
「えっ、そんなに混んでんですか? なんで?」
驚いて尋ねたが、明確な答えはなく、電話口の女は「すみません、申し訳ないのですが、とにかく直近では予約はすべて埋まっておりまして……」と言う。
はあ? どういうことやねんア●か、あと2ヶ月も不眠を続けろっちゅうことか、ど●ホ! こっちは病気なんやで、はよ見んかいア●ンダラ!
と怒鳴りそうになった。
が、まあ、精神科は別に1軒だけではなかった。
僕の自宅から通院可能な範囲には、複数の精神科があった。そちらを尋ねればいい。
あ、そんな待たなあかんならいいです、と早口に告げて、相手の返答も聞かずに電話を切る。
2軒目に電話を架ける。
こちらも初診は完全予約制。
空きは4月以降。
うひっ。
次だ、次。
結局のところ、5軒の精神科に電話を架けた。内、1軒は営業時間にも関わらずコール音が鳴り続けるばかりで誰も電話に出なかった。
電話に出た4軒すべての精神科が、初診は完全予約制で、空き状況は春以降とのことだった。
絶望すべきところだったが、正直な話、それほど精神科が繁盛していることのほうに驚いた。
それほどの精神病患者が、今の日本社会には溢れかえっているのだ。
凄い。感銘さえ覚えた。
医者の処方にもとづいた適切な投薬治療を受けたかったが、仕方がない、ひとまず市販の睡眠薬を試してみるかと、ネットで睡眠薬について調べていたところ、何軒か目にかけた精神科からコールバックがあった。
さきほど伝えた予約状況に誤りがあり、3月の中旬に1枠空いていた。急ぎのようだったが、どうする。予約をとるか。
とのこと。
あ、お願いします。と、即答した。
こうして、なんとか精神科の予約が取れた。
2月初旬から3月中旬の初診日までは、「睡眠薬さえ手に入れば楽になれる」という思いだけで、なんとか乗り越えた。その間、睡眠障害が自然に軽快するなんてことは微塵もなかった。
長くなったので、記事を分ける。続く。

