【案内】21世紀なのでブログを始めてみた。

 孤独な青年が自殺した。遺品を整理していた両親が、彼の机の引出しから一冊の日記帳を発見する。そこに記された息子の人生に両親は恥入り、彼の遺体と共に棺へ納め、荼毘にふした。というより、単純に彼の存在を抹消した。骨だけを残して、青年と日記帳は灰になった。
 数年後、両親が他界すると、彼の人生を一片でも知る者はいなくなった。地球上に存在する数十億の人間の内、誰一人として彼を記憶する者はいなかった。

 21世紀になったので、僕は、ブログを始めなければならないと思う。

(※この記事は旧ブログからの移管記事です。2014年冬up)

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