【日常】独身男がスーパーマーケットの効率的な活用法を考える。

コロナ禍前後における独身男の「スーパーマーケット」利用法の変遷。

 2020年に世界を襲った未曽有のパンデミックにより、会社から一つの発令が出された。
 曰く、「あんま会社来なくていーから」。
 出勤日数が減る、ということらしかった(業務は減らないが)。
 それに伴って、僕の買いものルーティンもパンデミックを前後して多少変化した。

コロナ禍「前」の僕のスーパーマーケットの利用方法。

 以前は、会社からの帰り道、自宅最寄り駅に隣接したスーパー(以下、Aスーパー)で買いものをしていた。

 買いものの時間帯は必然的に19:00~21:00ぐらいとなり、客層は僕と同じような勤め人らしきビジネススタイル(スーツや作業着)の人々ばかりだった。
 彼・彼女らは生鮮食品のみならず、やはり弁当や惣菜類を多く購入していた。
 時間帯によってはデリカテッセンのコーナーは非常に混んでいた。まるで昼時の社食のように、くたびれた労働者たちが群がっていた。

 会計を済ませた僕たちは、スーパーの明かりを背にして、それぞれの自宅へ向け、重たい足を引きずりながら闇夜に消えていった。

コロナ禍「後」の僕のスーパーマーケットの利用方法。

 ひるがえって、パンデミック後――。

 在宅勤務日の勤務時間はあってないようなものだった。
 いつでも買いものに出かけられた。
 なんとなく精神的にも余裕があったので、この機会に以前から気になっていた自宅周辺のスーパー(食品等小売店)を巡ってみることにした。
 
 平日のまっ昼間。
 太陽と青空がまぶしい。
 自転車(ロードバイクとかじゃなくて普通のママチャリ)に颯爽とまたがった僕は、早々と町内で迷子(迷いオッサン)になった。
 Aスーパーの他、外食チェーン、ドラッグストアなどは駅周辺にたくさんあり、これまで、自宅と最寄り駅の最短ルート以外の地域をうろつくことがほぼなかったからだ。

 僕はスマホの地図アプリを駆使しつつ、近所の新たなスーパーを開拓していった。
 今回の「スーパーマーケット新規開拓事業」を進める過程で、副次的に自宅周辺の地理を把握することができた。予想外の収穫であった。

 僕の住んでいる町は、東西南北を4本の幹線道路に囲まれた四角形をしており、それぞれの幹線道路沿いに小売店や飲食店が林立している。
 駅前に行かなくとも、町の周囲をぐるっと周るだけで大方の消費はできるようになっていた(必需品のみならず娯楽や奢侈財もある程度は手に入る)。

 有名チェーンの飲食店(例えばマクドナルド)などは、駅前(駅ナカ?)にも、駅から徒歩十分(自転車なら数分)程度の幹線道路沿いにも、両方出店しているが、おそらく両者は互いに潰し合わない。ターゲットとする客層がまったく違うからだ。
 駅前店の方はリーマンや学生が、幹線道路沿いの方はファミリー層や無業者がターゲットだろう。
 後者はマイカー利用客も多いためか、ドライブスルーがあるし、駐車場も広い。時間帯も関係しているのだろうが、マジで客層が全然違う。幹線道路沿いの方は、家族連れ、幼稚園帰りと思われるママ友グループ、近くの公共施設や病院を利用したと思われる高齢者などが大勢を占めていた。
 このように考えると、牛丼チェーンやラーメン屋が駅前に多く、ファミレスや回転寿司チェーンが幹線道路沿いに多いのも納得だ。

 話をスーパーマーケットに戻す。

 今回の「新規スーパー開拓事業」で発見した幹線道路沿いのスーパーマーケットは全部で6つほどある。
 それぞれのスーパーは(後述するように)様々な特色を打ち出して他店との差別化を図っているが、大きく2つのタイプに分けられる。

 すなわち、貧困層向けと富裕層向けだ。

 駅前のAスーパーが中流層向けのスーパーだとすれば、郊外型は客層を貧富によって厳密に峻別していた。「ここはこういう店ですから、こういう客が来てください」というのが丸分かりであった。

 そして、もちろん僕は貧困層向けスーパーに夢中になったのである。虜になったのである。
 安さに驚き、量に驚き、商品に驚いた。
 コロナ禍で外出が制限される時期にあって、僕にとって貧困層向けスーパーは一種のアミューズメントパークであった。

 今回新規開拓したスーパー6店のうち半数の3店が貧困層向けだったのだが、コロナ禍後の僕は、買いものの際、この3店をチャリで必ず巡回することになった。
 駅前のAスーパーではほとんど買いものをしなくなった。また、惣菜や弁当の類も買うことは少なくなった(理由は後述)。


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「スーパーマーケット」っつっても色々あんだな、っていう。

 さて、せっかくなので今回新規開拓したスーパーマーケット6店を、僕が考える効率的な利用法とともに紹介したい。

 まず、前述したように6つのスーパーは大きく2つのタイプに分けられる。
 第1のパターンは、金銭的に余裕のある人々向け(富裕層向け)。
 第2のパターンは、さほど金はないが専業主婦や年金生活者などのように時間だけはたっぷりある暇人や、僕のような底辺界隈向け(貧困層向け)。
 主としてこの2つのタイプに合わせて、価格帯や商品構成が差別化されていると感じた。 

富裕層向けのスーパーマーケット。

 富裕層向けスーパーから個別に見ていこう。
(以下、識別のため便宜的に「B~G」のアルファベットを用いる。「A」は以前から利用していた駅前のスーパー。)

Bスーパーの場合。

 とにかく駐車場が広い。チャリで行ったのだが、自転車の駐輪スペースは店の裏側に隠されるようにしてあった。車で来ることが前提か。
 店内の面積も広く、イートインコーナーにはカフェも併設されていた。店内で買った食品を淹れたてのコーヒーとともに楽しむこともできるようだ。

 商品のラインナップはこのスーパーが随一だった。
 Aスーパーでも売っているような一般的な価格帯の商品(メジャーなナショナルブランド)はもちろん、マイナーメーカーや地方発祥など珍しい商品も数多く取り揃えられていた。
 商品を選ぶ楽しさがある。限られたスペースで営業するしかない駅前のAスーパーが持ち得ない強みだろう。
 生鮮食品も同様で、例えば果物にしても、マンゴーや生のラズベリーなど普通のスーパーでは売ってそうで売ってない商品はもちろん、名前も分からん見たことのない果物も売っていた(スイカほどの大きさの謎の柑橘類とか)。
 ファッションハイブランドのように、あえて高価格帯に拘泥しているわけではなく、商品ラインナップを充実させていったら結果的に高価な商品も出てきたという感じだろうか。
 僕のような貧困層は自ずから選択肢が限られるわけだが、ちょっと贅沢をして珍しいものを食べたいときなどにこのスーパーを利用しようと思った。

 客層は幅広かったが、Aスーパーのようなビジネススタイルはほぼ皆無で、かといってジャージにサンダルみたいな恰好の客もいなかった。
 イートインコーナーのカフェが圧倒的シャレオツ感を演出しており、客もそれなりの服装をして来ていた。「余裕ある郊外一家の休日」のマネキンみたいな客が多かった。若夫婦に連れられた幼児も、もはやファッションの一部だった。子どもを儲けるのも勝ち組の特権と化した現代を象徴しているかのようだった。

Cスーパーの場合。

 Cスーパーは、いわゆるロハス路線らしかった。
 敷地面積は6店の中で最も狭く、スーパーと呼ぶべきか迷う規模だが、看板にでかでかと「スーパーマーケット」の文字があったのでスーパーなのだろう。

 取扱商品は自ずと限られていたのだが、そのほとんどに「無農薬」「有機栽培」「オーガニック」「自然派」「添加物不使用」などの宣伝文句が付け加えられていた。
 鮮魚と精肉の取り扱いがなかった(乳製品や加工食品はあった)。
 菓子売り場がおもしろく、見たこともない、とりあえず健康には良さそうな菓子が色々と売られていた。

 価格はおしなべて高く、Aスーパーの1.5倍~といったところか。

 健康に不安を感じるようになったら利用してみたいスーパーだった。
 しかしながら、アメリカの貧困層が健康に不安を感じながらもファストフードを消費せざるを得ずブクブクと肥え太っていくように、僕のような貧民が日常的に利用したいと思っても価格面でおそらく無理だろう。

 客は全員が、なんか民族衣装みたいなぶかぶかした服を着ていた(誇張)。

Dスーパーの場合。

 この店は、おそらく、あえて戦略的に高価格帯の商品をメインに扱っている。
 何かしらのコンセプトがあって結果的に高価格帯の商品が主力になったのではなく、端から高価格帯の商品を売ることで他店と差別化を図っているように感じられた。

 駐車場に、よく分からないが、おそらく外車と思われる高級そうなデカい車がいくつかとまっていた。

 完全に場違いであった。
 青果売場で1房2,000円近くするブドウが売られていて卒倒しかけたし、精肉売場で100g1,500円近いステーキ肉が売られていて開いた口が塞がらなかった。
 この店、頭おかしいやん、と思った。

 Bスーパーとは異なり、Aスーパーで売っているような低・中価格帯のメジャー商品はなかった(極めて少ない)。マイナーメーカーや海外メーカーの高額商品ばかりであった。
 例えばポテトチップスを取り上げると、カルビーや湖池屋はなく(!)、外国の見たこともないビッグサイズの商品が売られていた。
 というか、扱っている商品自体が何やら海外かぶれしている。ワインやチーズや肉加工品やサラダドレッシングの種類がやたら多いわりに、厚揚げは1種類しかなく薄揚げに至っては売っていない(見つからなかった)。
 精肉や青果はさすがに国産が多いが、同じ産地の同じ品種のものがAスーパーやBスーパーよりも割高で売られていた(同じ時期に比較)。

 良品だから高価なのか、高価だから良品なのか。分からなくなってきそうだったので、英語ですらない外国語表記でどこの国で生産されたかも分からないパスタと瓶詰めピクルスだけをレジに持って行った。1,300円くらいだった。
 おしなべてAスーパーの数倍の値段だった。

 客層は、圧倒的富裕層であった。女性は基本的にハイヒールを履いてたし、男性客はジャケットを着ていた。ババアのイヤリングやジジイの腕時計がやたらキラキラしていた。
 おそらく二度と行かない。



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貧困層向けのスーパーマーケット。

 コロナ禍における庶民のオアシス。
 青果売り場のくだものを見て季節を感じ、メジャーブランドの新商品を見て時流を感じる。なんて楽しいアミューズメントパーク。素敵。

 各店にはそれぞれ「推しポイント」があるようで、特色を押さえておくと、じっくり見たり、逆にスルーしたりする売り場がだんだん分かってきて、時間やお金の節約にもなる。

 また、いずれのスーパーも、買いもの客は自転車利用が多く、ごちゃごちゃと自転車が入り乱れる中、自動車が恐々と出入りしていた。
 髪の毛ぼさぼさのオバハンや、無精ひげを生やしたオッサンや、手押し車を押す腰の曲がった老人や、ジャージ姿の学生などが勝手気ままに店内を徘徊しており、少しでもいい商品を手に入れようと陳列棚をガサゴソと引っ掻き回していた。

Eスーパーの場合。

 いわゆる「ディスカウントショップ」という形態であるらしい。
 Aスーパーで売っている同じメーカーの同じ商品が、ここで買うと5~20%くらい安い(Aスーパーだと158円の商品が138円くらいで売っているイメージ)。
 「安かろう悪かろう」ではないかと勘ぐって、コロナ禍前はその存在に気付きつつも無視していた僕は阿呆であった。商品はAスーパーでも売っているものと同じなのだから「悪かろう」なはずがない。

 安さの秘密は、ホームページを読む限りでは、厳選仕入、流通の効率化、陳列・接客の簡素化などにあるらしい。

 確かに、後述の業務スーパーと同じく、この店でも段ボール陳列が目立った。

 商品に関して。
 グロッサリー(常温商品)は、品目自体はAスーパーなど他の店と遜色ないが、それぞれの種類が極めて少ない。
 例えば、大豆製品なら、豆腐(絹・木綿)、納豆、厚揚げ、薄揚げ、焼き豆腐、豆乳、水煮など、一通りの品目は揃っているが、それぞれの品目は1~2種類くらいしかない。
 豆腐という品目で言えば、絹・木綿がそれぞれ1種類のみという潔さ。Aスーパーなら、絹・木綿の通常サイズ、個食用の小パックが複数のメーカーのものが置いてあるし、それ以外にも冷奴用の掬って食べる豆腐とか、卵豆腐とかごま豆腐とか枝豆豆腐とか、近くにはスンドゥブのレトルトパックなども置いてあるのだが、このスーパーにはそんなものはない。豆腐を食いたいと思ったら、置いてある絹・木綿のそれぞれ1種類から選ばねばならない。
 しかし、価格は圧倒的に安い。Aスーパーで69円くらいで売ってる豆腐が、ここで買えば39円くらいだ(同じメーカーの同じ商品)。
 常用食として食う商品に特にこだわりはないので、グロッサリー商品は基本的にここで買っている。

 グロッサリーの中で、なぜか菓子売り場だけは例外で、めちゃくちゃ品目も種類も豊富だ。
 しかし、これは「安かろう悪かろう」が紛れ込んでいるためだと思われる。
 あまり見かけないマイナーブランドのロールケーキを買ったことがあるのだが、中のクリームが「砂糖の脂肪固め」みたいなザラつき感と硬さだった。バタークリームどころか、ファットスプレッドを人工甘味料で味付けして固めたみたいな味。甘すぎ・脂っこすぎて食べられたものではなかった。
 もちろんメジャーブランドの商品も売っているし、価格は数%程度だろうがAスーパーよりも安い。
 基本的に選択の余地がない店だが、菓子売り場では慎重に選択を行う必要がある。

 生鮮食品(精肉・鮮魚・青果)部門は、後述の業務スーパーと似たような形態で、店舗の一角を外部の業者(生産者や卸売りなど)に貸し出しているだけらしい。
 仕入れやバックヤードの店員は外部の業者が担っている。Eスーパーは店舗や設備、販売業務の一部を貸し出しているに過ぎない。

 Eスーパーが外部業者に請求する利用料が安いのか、外部業者が単純に優秀なのか、はたまた僕が気付いていないだけで商品が不良なのか、今のところ要因は掴めていないが、精肉・鮮魚に関して言えば、非常に安い。
 例えば、鶏モモ肉は100g39円だし、アジの二枚おろしが199円だ。
 精肉は臓物類や焼肉・しゃぶしゃぶ用など品目も豊富だし、鮮魚は旬の魚がちゃんと並んでいる(刺身が少ないが、干物・塩漬け・西京漬け・貝類その他珍味は珍しいものも売っている)。
 ほとんどの商品が大容量パックで売っているのだが、肉・魚は小分けにして冷凍しておけばいいので問題はない。むしろ、小分け冷凍する際に、下味を付けたり、揚げ物用に衣を付けたり、ミンチを丸めてハンバーグやミートボールや汁物用の肉団子などに加工できたりもするので、大容量の方が独身男には勝手がいい。
 肉・魚はここで5千円くらいまとめ買いすることにした。これで1か月持つか持たないかといった感じになると思う。

 しかし、残念ながら野菜はさして安くはない。青果に関しては、業務スーパーに入っている業者の方が安い(後述)。

Fスーパーの場合。

 今流行りの「業務スーパー」である。
 その店名からして業者(飲食店など)向けの店舗だと思っていたのだが、実際のところ大半が一般消費者の利用らしい。
 では何が「業務」なのかと言えば、その取扱い商品の特殊性だ。ラインナップが他のスーパーと明らかに違う。

 第1に、大容量である。例えば小麦粉なら、他のスーパーが300~600g単位で売っているところ、1kgが基本だ。また、プリンやゼリーなんかも、1kg牛乳パックに入れられて売られていたりする。
 もちろん、g単位の価格で考えれば割安だ。

 第2に、冷凍食品の圧倒的豊富さだ。業務スーパーと言えば、冷凍食品。ざっと見た感じ、売り場面積の7割ほどを占めている。
 カット野菜や果物、下茹でされたブロック肉や、フライ用に衣付けされた魚なんかが売っている。解凍するだけ、あるいはレンチンしたり焼いたり揚げたりするだけで食べられる商品が多い。
 「Aスーパーで弁当や惣菜を買わなくなった」と前述したが、それは結局のところ、業務スーパーで格安の冷凍食品を買って家でパッパと調理することができるようになったから、というのが大きい。実際のところ、業務スーパーで売っている冷凍唐揚げを冷凍ごはんと一緒にレンチンしたら、「超絶格安唐揚げ弁当」の完成なのである。
 「大容量」の冷凍食品が「種類豊富に」売られている、というのが業務スーパーの最も魅力的なポイントだ。他のスーパーにも冷凍食品は売っているが、価格面や商品バラエティの点で業務スーパーには見劣りする。
 業務スーパーの冷凍食品については、その活用法について鋭意研究を行っていく所存である。上手に活用できれば、僕の食生活がより豊かになる気がする(格安で)。

 第3に、珍しい輸入商品が安く売っている。
 欧米はもちろん、アジアのエスニックな食品なども売られている。しかも、安い(これが単なる海外かぶれのEスーパーとの違い)。ただし、冷凍・缶詰・瓶詰・乾物・調味料などに限られる。
 例を挙げると、「醤」と呼ばれる中国や韓国の調味料は、「豆板醤」「甜麺醤」などポピュラーなものの他に「醤」だけでなんか10種類くらい並んでた。すんげー、無意味に揃えて家の食器棚に飾りてー、と思った。

 業務スーパーの安さの秘密は、生産・流通・販売をすべて自社で行っているかららしい(ホームページ)。
 小売が(卸売を通さず)メーカーと直接契約を結んで生産されるプライベートブランド(後述)よりも、さらに一歩進んでいる。中間マージンが一切ない。
 生産設備は、潰れかけの中小メーカーの工場を格安で買い叩いて手に入れているらしい(伝聞・噂)。その設備を使って、製造過程が似ている複数の商品を大量生産する。消費期限の長い製品を大容量パックで生産することでコストの抑制も図っているとか。
 神戸物産、すごい。

 なお、前述したように業務スーパーの生鮮食品コーナーは、神戸物産が直接担っていないらしい(上記の戦略から言えば、生鮮食品が扱いにくいのは当然)。
 よって外部の委託業者?が入っているらしいのだが、近所の業務スーパーに入っている八百屋(青果)が優秀だ。
 安い。圧倒的に安い。
 例えば、レタスが1玉50円で売られていたりする。他のスーパーの半額ほど。また、根菜類(人参やジャガイモ、玉ねぎなど)は大袋で売られていることも多く、g単価で言ったら、これも普通のスーパーの半額ほどになる。
 野菜は基本的にここで買っている。


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Gスーパーの場合。

 小売りの雄、「イオン(マックスバリュ)」である。
 僕が現在住んでいる地域は公共交通機関系のデベロッパーの勢力範囲なのでイオンモールはないのだが、イオンのスーパーはある。
 基本的には、AスーパーやBスーパーと似ている。中流層向けの一般的なスーパーといったところ。

 ただし、特筆すべきはイオンのプライベートブランド(トップバリュ)だ。
 イオンがその圧倒的な力にものを言わせてメーカーに作らせた格安商品である(偏見)。商社(卸し)を通さないだけでここまで安くできるものなのかと驚く。

 生鮮食品はE・Fスーパー(の協力業者)が安さの点で勝るのだが、加工食品やグロッサリー商品はE・Fと互角もしくは一部勝っている。
 米や醤油、味噌、塩、サラダ油などの必需品にもトップバリュ商品があって、メーカーブランド商品の10~50%くらい安いイメージ。

 さらに、価格面ではE・Fの格安品と同じでも、それぞれの原材料を確認してみるとトップバリュの方が良いということが多々ある。
 例えば醤油ならば、Eスーパーでもイオンでも格安で売られているのだが、Eスーパーの醤油の原材料は「大豆加工品」で、イオンの方は「大豆」。「安かろう悪かろう」が相対的に少ないと思われる(たぶん)。

 イオン(マックスバリュ)では、プライベートブランドの商品しか基本的には買わない。

まとめ

 以上をまとめると、現在の僕の効率的なスーパーマーケット利用法はこうなる。

 【精肉・鮮魚】→ Eスーパーに入っている業者。
 【野菜】→ Fスーパー(業務スーパー)に入っている八百屋。
 【冷凍食品】→ Fスーパー(業務スーパー)。
 【それ以外の商品】→ E、F(業務スーパー)、G(イオン)のトップバリュ商品。この3つの中から価格と質を考慮して選定。
 【プチ贅沢】→ B及びC。

 コロナ禍前にAスーパーですべて購入していた頃と比べると、食費は間違いなく安くなっているし、商品の選択肢も増えた。
 徐々に在宅勤務日は少なくなってきているが、幸いなことにどの店舗も土曜日は開いている。気分転換もかねてチャリで複数のスーパーマーケットを巡回する習慣は今後も続けたいと思う。


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