【業務スーパー】トッポギ(韓国餅)を買って作って食った。
鶴橋のコリアタウンに行きたいけれどコロナ禍で行けない。
自分で作るしかない。
韓国料理に関しては右も左も分からぬ門外漢で、ゼロから作るのは非常に難易度が高く躊躇していたのだが、近所の業務スーパーを徘徊していたら、またもや韓国料理を食べたい独身中年男に親切な商品が売られていた。
「トッポギ(韓国餅)」の冷凍食品である。
餅と味付け用のソースが入っているので、好みの野菜を混ぜて炒めるだけで簡単に作れるらしい。
わーい! 今日の晩御飯は韓国料理のセットにしよー。
と思って、「辛ラーメン」とともに即買いした。
家に帰って調理開始。
想像以上に多量の餅が入っていた。
複数回に分けて使おうかとも思ったが面倒だったので、一気に使ってしまうことにした。もちろん1人では食べきれずに残ったのだが、一晩寝かせた冷えたトッポギもソースの味が浸み込んでそれはそれでうまかった気がする。
今回はシンプルに、玉ネギ、キャベツ、ニンジンの3種の野菜を使った。
韓国料理らしくソースは辛めの味付けなので、火を通すと甘みが出てくる野菜を使うとバランスがいいかもしれない。
実食である。
まずは、トッポギをぱくり。
日本の餅に比べると、やや硬い。十分に火を通したのだが、ふにゃっと柔らかくはならず、若干の弾力があった。日本の餅のように伸びることもない。
本場韓国では、米粉ではなく小麦粉を使用して作られるトッポギもあるそうで、今回買ってきたトッポギも、日本の餅とすいとん(小麦粉で作る餅みたいなやつ)の中間のような歯ごたえだった。
同じ東アジアの似たような料理でも、やはり全然違うものだ。
ソースは、確かに辛かった。が、甘さも感じた。
一緒に食べた辛ラーメンは、口に入れた瞬間も、飲み込んだ後も、舌にピリリとした感覚がずっと残っていた。それに対して、トッポギ(に添付されていたソース)は、口に入れた瞬間は不思議なことに甘みを感じる。その後で、唐辛子の風味が鼻に抜け、やわらかな痛みが舌を刺激する。
「辛さ」は味覚ではなく痛覚の一種らしいのだが、そういった観点から言えば、トッポギはぜんぜん痛くない。一緒に食べた辛ラーメンの攻撃力が100だとすると、せいぜい30といったところだろうか。
味付けに何が使われているのかは不明だが、辛みとともに、甘みをはじめいろいろな味を感じられた。
うまかった。