【業務スーパー】韓国屋台定番おやつ「ホットク」買ったけど調理法に確信が持てない。
先日の記事に書いたように、次は「ホットク粉」を買おうと思っていたのだが、フェアが終了しており見つからなかった。ま、いつか見つかるだろうと放置すること数十日……。
近所の業務スーパーを物色していたら、次のようなものが売っていた。

「ホットク」である。
しかも、完成品(冷凍)。
記載されている調理法は、「オーブントースターやフライパンで温めるだけ」。
粉を買って他の材料と混ぜて云々の作業がない。
これは、今度こそ失敗しないのでは? と思った。失敗しようがなかろう、と思った。
余裕ですやん、温めるだけでしたらワテでも完璧にできますやん、と思った。
ので、買った。
家に帰って、フランパンに放り込んでコンロに着火した。
一応、油をひいたのだが、温めている間に、「油をひく」のが正しかったのか自信がなくなってきた。
パッケージの調理法に記載あったっけ? と、確かめようと思ったが、既にゴミ箱にぶち込んだ後で、汚いな、ま、いっか、と思った。
冷凍なので、温めるのに時間がかかった。
ん? 温める? 「温める」っつうと、heat? あれ? 今、俺がやってんのfry? いや、好みの焼き色(軽く焦げ目つくぐらい)に焼こうとしてるから、むしろsear? いやいや、今は英語の勉強してんじゃないからそれはどうでもよくて。
「フライパンで温める」っつうときに、普通は油ってひくものなのかしらん?
結論が分からず不安なまま、ホットクを裏返した。
僕好みの焼き色がついていた。
表面がパリッとしてたらいいな、と思った。

本来の正しい温め方はゴミ箱というブラックボックスの中にあり、依然として不明だったが、ここまできたら僕流の方法を続けるしかなかった。
完成した。

表面の食感は僕の期待通り、パリッとしていた。うまい。
うまいが、これがホットクの「正しい食感」なのかは不明である。
表面の食感は置いておいても、とりあえず食ったことがない菓子だった。
生地は西洋のパンケーキ系ではまったくない。
「ホットク」の語源は不明だが、おそらく「ホットケーキ」は関係ないのだろう。実食前は「ホットケーキ」の韓国語訛りかと思っていたのだが、絶対無関係。
どちらかと言うと、中華の焼饅頭に近い。それをさらに上から押し潰して、平たく焼き上げたみたいな感じ(もちろん中身は肉あんじゃなくて甘いソース)。
ミニあんまんを買ってきて、上から押さえつけながらフライパンで焼いたら似たようなものができると思う。
中身は、黒糖ソースということだったが、液体状のとろっとしたソースというよりも、細粒状の黒糖が熱で自然と溶けていると考えた方が正しいだろう。実際、時間が経ってから食べると黒糖が再結晶化しザラついた感じになっていた。
荒く砕かれたピーナツも入っており、もちもちの生地だけでは平坦な食感となるところ、程よいアクセントを演出していた。
つまり、普通にうまかった。「温めて」食う菓子なのでこれからの季節にもピッタリの菓子かもしれない。
以上、独身中年男が冷凍ホットクを温めて実食してみた感想でした。