【すき家】うな牛丼を食ってみた独身男の感想【うまさ普通に2倍】


 先日食ったうなぎがおいしかったわけですよ。あーまた食べたいなー食べたいなーって思ってたわけですよ。
 でも、買えないわけですよ。
 だって僕は、ザ・底辺を生きてるんですよ。ムリなんですよ。諦めてたんですよ。

 でも、そんな僕に外食産業は酷いことしよるんですよ。
 時間も金もなかったから仕方なく「すき家」に入っただけなのに、「うな牛丼」がめちゃくちゃ猛プッシュされとったんですよ。
 注文タッチパネルに表示された食欲そそる色鮮やかな広告画像に、比喩でもなんでもなく、マジでよだれが止まらんかったっスよ。
 でも急いどったし、その日はなんとか我慢したんスよ。

 でも、別の休日に「すき家」の前を通りかかったんスよ。もちろん「うな牛丼」ののぼり旗が風にはためいてたよ。

 モー辛抱たまらんかったんよ。

 買ってもうたんよ。

 「土用の丑」ならぬ「土曜の牛」じゃー、言うてよ。


 やっぱよ、人間心理として「うなぎ」と「牛肉」を一緒に食ったらどんな味がするんか気になったんよ。

 混ぜる前によ、一応よ、それぞれ単品で食ってみたけどよ、いや、まー、普通やったよ。普通にうまかったよ。

 分かった分かった俺が知りたいんは2つが合わさったらどんな味になるかーっちゅうことなんよ、ってことでよ、割り箸でグッチャグチャに混ぜてよ、かっこんだんよ。

 普通に、足し算やったよ。
 普通に、うまさは2倍よ。

 少年マンガみたいによ、主人公とライバルが力を合わせたら戦闘力は2倍どころか2乗じゃ! みたいなことはなくてよ、うん、まあ、普通に、2倍やったよ。

 それでもうまかったけどよ。

 主人公とライバルであるところの、牛丼とうなぎはよ、ちゃんと力を合わせとったんよ。
 敵ではなかったんよ。
 互いの長所を潰し合ってなかったんよ。
 「うなぎのタレ風味の牛丼」と、「すき家のつゆ風味のうなぎ」を、交互に食ってるような感じよ。
 
 けど、そこに「新たな何か」は生まれてなかったんよ。
 「牛丼」と「うなぎ」はよ、力を合わせて俺に挑んではきたんよ。
 でもよ、フュージョンはしとらんかったんよ。
 そりゃあ足し算以上の効果は出んよ。

 来年は他の牛丼チェーンの「うな牛丼」を試してみるよ。
 底辺やからよ、それでめっちゃ満足なんよ。

(文末を「よ。」で統一したことに深い意味はありませんよ。)


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