2024-01-18 / 最終更新日時 : 2024-03-26 tarukichi_62 読書 【読書】『羆嵐(吉村昭著)』を読んだ感想――自然と対峙するとはどういうことか。 2023年はクマによる人的被害が過去最悪に達した、とテレビニュースが騒いでいた。国が統計をとり始めて以降、負傷者数が最多だったという。 一方、本書で取り上げられるクマ被害は、大正4年に発生し、今でも「日本獣害史上最大の […]
2021-11-25 / 最終更新日時 : 2023-12-18 tarukichi_62 読書 【読書】『ゼロ――なにもない自分に小さなイチを足していく』(堀江貴文著)を読んだ感想。 結局、”ノリがいいやつ”が成功する。 僕は勝ち組が嫌いだ。 生理的な嫌悪感を抱いている。頭のてっぺんから足の爪先まで、彼らの価値観や思考回路ひっくるめて、徹頭徹尾すべてが嫌いだ。 そのような理 […]
2021-09-03 / 最終更新日時 : 2023-12-18 tarukichi_62 読書 【読書】『仕事休んでうつ地獄に行ってきた』(丸岡いずみ著)を読んだ感想。 うつ病に関する分かりやすい対応集。 僕も20代の頃に行ってきたことがある――”うつ地獄”に。 ただし、それは日帰り旅行のようなもの(通院)で、著者のような長期滞在(入院)は未経験。 若干のシンパ […]
2020-09-22 / 最終更新日時 : 2023-12-18 tarukichi_62 読書 【読書】『ムーミンを読む(冨原眞弓著)』を読んだ感想――ムーミンシリーズの入門的でオーソドックスな評論。 まずもって、あらすじのまとめ方や原作の引用箇所などが的確だ。 ムーミン童話を最後に読んだのは随分と昔のことなのに、9冊すべての物語を鮮やかに、そして懐かしく思い出すことができた。 実家の屋根裏部屋に他のお気に入りの児童 […]
2020-06-08 / 最終更新日時 : 2023-12-18 tarukichi_62 読書 【読書】『君たちはどう生きるか(吉野源三郎著)』を読んだ感想――それは確かに素晴らしい生き方ですが・・・。 哲学書に限らず良質な読書体験は、「物事のあるべきすがた」を人々に啓示してくれるが、残念ながら、その説諭を体得し実践できる人間は極めて稀だ。 君もこれから、だんだんにそういう書物を読み、立派な人々の思想を学んでゆかなけ […]
2014-07-09 / 最終更新日時 : 2023-12-18 tarukichi_62 読書 【読書】『牛を屠る』佐川光晴著 旧態依然とした屠殺場の生々しい現場を、北海道大卒で元出版社編集者のインテリ著者が活写したノンフィクション。 まず断っておきたいのだが、この作品は、「屠畜会社に体験入社してルポ書いてみました」的なノリの学芸作品ではない […]
2014-07-08 / 最終更新日時 : 2023-12-18 tarukichi_62 読書 【読書】『デヴィ・スカルノ回想記 栄光・無念・後悔』ラトナ サリ デヴィ・スカルノ著 無気力で行動力に欠ける負け犬系男子に強烈なビンタを喰らわせ、活を入れる、デヴィ夫人の自叙伝。「私の精神構造は、一九五九年に日本を出たときのままになっているので、“浦島太郎”の私にはニートだとか、フリーターだとかいう日本 […]